日本の有名指揮者である、井上道義(いのうえみちよし)さん。
オーケストラ・アンサンブル金沢音楽監督などの歴任した素晴らしい方です。
そんな井上道義さんの実家やお父さん、お母さんはどんな方達なんでしょうか?
今回は井上道義の家族情報まとめ!妻や子供の顔画像や経歴も調査!
という事で、井上道義さんの実家や両親、兄弟姉妹など家族についての情報を調べました。
目次
井上道義の両親はどんな人?
まずは、井上道義さんの両親について、調査してみました!
父親はどんな人?
父親の名前は、井上正義さんと言います。
ネブラスカ州立大学を首席で卒業し、優秀にも関わらず人種差別によってアメリカでの就職ができなかったとか。
それががきっかけで、30歳の時に日本に来られたようです。
日本では資生堂に就職し、職場で10歳下の妻・迪子さんと出会い、1938年に職場結婚されたとのこと。
過去に、父親についてインタビューで答えており、
父は日本人ですが、アメリカ生まれでアメリカ移民の息子として生まれました。彼が大きくなった頃は、日本人は非常に差別されました。
と、父親はアメリカ生まれの日本人で差別に苦しんでいたことを告白。
さらに、続けて井上道義さんは、
うちの父親は女の人が好きな人で。母のことを顧みなかった時に、母は素敵な米軍の男に惚れて、僕が生まれました。
と、実は父・正義さんは実の父ではなく、母と米軍の男の間に生まれたという衝撃の告白をされました。
どうやら、結婚後に第二次世界大戦が始まり、正義さんは日本を追われフィリピンに逃亡。
母・迪子さんも正義さんを追いかけ、夫婦でフィリピンに逃れたんだとか。
フィリピンでは工業の仕事をしていたそうですが、終戦間近には居場所がなく、終戦を知ったのは逃亡していたジャングルの中だったようです。
その後、帰国後に母・迪子さんは年下のガーディナー中尉(アメリカ軍のドイツ系アメリカ人)と出会い、義道さんを身籠ったそうです。
実際に、子供が誕生した時の正義さんは、井上道義さんに向かい、
「絶対に俺の子じゃない!」
と言ったようですが、最終的には自分の子のように大切に育ててくれたようです。
しかも、この事実は、育ての親・正義さんが亡くなった後に知ったんだとか。
実際に、井上道義さんは、
私はずっと2人の間の子供だと思っていました。確かにハーフ顔だけれど、いじめられたこともなかったし、全然疑問に思いませんでした。
と、全く疑っていなかったことを話していました。
正義さんは育ての親ではありますが、実の父と同じくらい愛情を持って接していたのかもしれませんね!
母親はどんな人?
母親の名前は、井上迪子さんと言います。
迪子さんは英文学者の娘でキリスト教のカトリック教徒でしたが、日本人の家庭で育ったんだとか。
そのため、迪子さんは日本人であり、聖心女子大学を卒業後、資生堂に入社し、夫・正義さんと出会っています。
そんな母親のことを、井上道義さんは、
母親は社内結婚をしたんだけど、英語がよくできました。
と、母親は英語が流暢だったことも証言しています。
先ほど紹介したドイツ系アメリカ人と関係を持ってしまったのも、英語が話せたことが影響したのでしょうか。
ちなみに、カトリック教徒の母親が井上道義さんに事実を伝えなかった理由は、司祭の「真実は黙っていなさい」という教えが影響しているようです。
その教えを忠実に守り、井上道義さんが40歳になる頃まで真実を知らされていなかったとのこと。
母親に、父親の存在を問い詰めた時のことについては、
母親に「死んだ父親は本当の父親なの」って問いつめたら「違う」って言うんです。それから物事はガラガラガラと崩れて、今までのことがチャラになっちゃったのね。
と話しておりました。
育ててくれた父親と血が繋がっていないことを知った時は、作品を書かなければという衝動に駆られたとのこと。
- 父はなぜ、本当のことを言わずに死んでしまったのか
- 自分を愛してくれていたのか
などの葛藤に苦しみながら、10年以上の歳月をかけてオペラの制作にあたったようです。
つまり、オペラの脚本は、井上道義さん自身と両親の関係を元に作られたんだとか。
その作品と向き合う中で辿り着いた考えは「真実だけが人を助ける」だそうで、
なんで真実を俺に伝えなかったの?と。いつまでも子ども扱いしてほしくなかったと言いたい。真実だけが人を助ける。隠してはいけないと。 世の中には「遠慮」という言葉が美徳になっているけど、遠慮することによって相手を傷つけることさえあるといえる。
と話しておりました。
実際のオペラの歌詞では、自身をモデルにした主人公の画家が自分の出生の経緯を知り、
「真実は消すことができない」
と、父に訴えかけるような歌詞になっています。
複雑な気持ちになったのは間違いないでしょうが、育ての父と母に大切に育ててもらったことには変わりないはずですよね。
井上道義に兄弟姉妹はいる?
次に、井上道義さんの兄弟姉妹に関する情報を調査してみました!
井上道義の兄弟姉妹は3歳下の妹!
井上道義さんには、3歳下の妹がおられるようです。
井上道義さんは24年7月時点で77歳のため、妹さんは74歳くらいでしょう。
妹の名前などの情報は公開されていませんが、過去のインタビューで妹について触れており、
10代はバレエやダンサーを目指しましたが、私の体は硬かったです。3歳下の妹は今も現役の踊り手で、「指揮者にならずに踊ってたら、この年齢まで持たなかったわよ」と憎まれ口を聞きますけれど、その通りです。
と、2011年時点で妹がバレエやダンサーをしていたことを公言しています。
その他の妹に関するエピソードはありませんが、井上道義さんも同じ目標があったことからも、妹のことを尊敬する気持ちが伝わってきますよね!
井上道義の妻や子供も調査!
井上道義さんに妻やお子さんがいるのかについても、調査してみました!
妻は黒田珠世!
井上道義さんの妻は、黒田珠代さんと言います。
2人は、1979年に結婚。
結婚当時は、井上道義さんは33歳で妻の黒田珠代さんは24歳だったようです。
若い時の井上道義さんも、かなりのイケメンですね!
ちなみに、黒田珠代さんは以下の左側の女性で、ホールMUSICASAの主宰者とのこと。
MUSICASAは黒田珠代さんの自宅も兼ねているようで小規模ですが、親しみやすいホールになっているようです。
2人の馴れ初めはわかりませんでしたが、両者ともクラシック音楽に関わる仕事をしているので、仕事関係で出会ったのではないでしょうか?
ちなみに、黒田珠代さんの義父はコクヨの創業者一族でコクヨの常勤監査役も務めた黒田敏之助さんなんだとか。
黒田敏之助さんは、コクヨの創業者である黒田善太郎の次男ということでエリート家系のようです。
子供はいない説が濃厚!?
有能な2人ですが、子供に関する情報は特になく、子供はいないという説が濃厚のようです。
現在まで話が出てきたのは、ペットの犬やアヒルの話ばかりなんだとか。
ちなみに、2024年にヴァイオリンミュージシャンの服部百音さんと共演し、娘だと誤解している人が多いようです。
しかしながら、服部百音さんは井上道義さんの娘ではありません。
ちなみに、ネット情報では井上道義さんには娘が1人いるという噂もありますが、断定できる情報源はありませんでした。
しかしながら、子供がいないと断定できる情報源もないため、あくまでも子供がいない説が濃厚ということですね!
まとめ
今回は井上道義の家族情報まとめ!妻や子供の顔画像や経歴も調査!
という事で、井上道義さんの実家や両親(父・母)、兄弟姉妹など家族についての記事をお届けしました。
- 井上道義の育ての父親は正義で、生みの父親はアメリカ軍のドイツ系アメリカ人だった
- 井上道義の母は迪子と言い、正義と同じ資生堂に勤めていた
- 井上道義の兄弟姉妹は妹が1人おり、2011年時点ではバレエやダンサーとして活動していた
- 井上道義の妻は黒田珠代であり、子供はいない説が濃厚であるものの断定できる情報源はなかった
以上の内容がわかりました。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。